妊娠出産をして赤ちゃんを迎えることはとても幸せなことなのですが、マタニティブルーという症状に悩まされることがあります。
妊娠中や産後に多くのママが経験するマタニティーブルーですが、言葉は聞いたことがあっても実際の症状やその原因は分からないという方も多いのではないでしょうか?
マタニティブルーとは妊娠期、もしくは産後に経験する情緒不安定のことでが、甘く見ているとその後症状が悪化し産後鬱へと移行してしまう場合もあります。
誰にでも起こり得る可能性があるので、知識を得て備えをしておくことが大事です。そこで今回は、そんなマタニティーブルーの原因や症状について調べてみました。
マタニティーブルーとは?
マタニティーブルーとは、妊娠してから出産1か月後のすべての女性がかかりうる症状です。原因も様々で、10日から2週間ほどで収まる場合がほとんどだと言われています。
多くの方が一過性のものだと考えがちですが、中には症状が長引きそのまま産後鬱などに移行する場合もあります。また、症状の出方にも個人差があり、激しいヒステリックになってしまう方や、周りからは分からないような方まで様々です。
マタニティブルーの原因とは?
1.ホルモンバランスの急激な変化
女性は妊娠、出産するとホルモンバランスが急激に変化します。ホルモンバランスは自律神経を乱し体にも様々影響を及ぼすため、気分の浮き沈みも激しくなってしまいます。
2.慣れない子育てがスタートする
赤ちゃんが産まれると、どんなに体調が悪くても否応なしに子育てがスタートします。自分が思っていた以上に大変な子育てや、体の不調、睡眠不足などが合わさって気分も沈んでいってしまいます。
3.周りからの疎外感
妊娠・出産をすると今まで楽しく遊んでいた友達とも疎遠になってしまったり、よく遊んでいた場所にもなかなか行くことができなくなってしまいます。
一人部屋で赤ちゃんと向き合っている時間を孤独に感じてしまうと、どんどん気持ちも塞ぎがちになっていきます。
4.生活の変化
妊娠・出産は生活リズムを大幅に変化させます。仕事を辞めなくてはいけなかったり、子供居合わせた生活がストレスになる場合もあります。
マタニティーブルーの症状
マタニティーブルーになると、自分でも理由がわからないくらいにイライラが止まらなくなってしまう場合があります。わけもなく涙が出てきたり、子育てや出産に対しての不安もどんどん大きくなっていきます。
体調面でも不眠や食欲不振、だるさなどが出てくる場合もあります。全体的に気持ちが塞ぎがちになり、意欲がなくなってしまうのも特徴です。
そして症状の出方は人によって違いがありますが、どんな場合でも深く考えすぎず自分を責めず、気にしないことが大切です。
マタニティブルーの対策とは?
マタニティブルーの対策としては、妊娠出産において不安なことがある時には、誰かに相談できるように備えておくことが大事です。また妊娠出産時には自分で問題を解決するだけではなく、頼れる人を探しておく、産後の家事や育児を協力してくれる人を見つけておくことも対策になります。
誰もが不安を感じて乗り越えてきた道、自分だけではないと思うことで、心が少し軽くなることもあります。