秋になり気温が下がってくると同時に部屋の空気も乾燥しやすくなってきます。
特にエアコンを使用したり、暖房器具を使うと湿度はさらに失われ、のどが痛くなったり、肌や髪に潤いが失われる原因にもなります。
そんな時は一緒に加湿器を使って部屋の湿度をしっかり保ち、乾燥を防いでいきましょう。
しかし加湿器が汚れていては加湿器から嫌なにおいがしたり、雑菌が部屋に広がってしまいます。
そこで今回は正しく加湿器を使うためにも加湿器の掃除の方法をまとめてみました。
加湿器の汚れの原因
加湿器は毎回水を使用して湿度を上げるため、水垢が発生してしまいます。
水垢は水の中に含まれるミネラル分が白く固まってできるものです。
また水の中に存在する常在菌やバクテリアなどによってピンク色のぬめった汚れが発生することもあります。
これらはすべて放置すると雑菌がさらに繁殖し、カビを発生させて掃除で落とすことが非常に大変になってしまうため早めのケアが必要です。
加湿器の中の水を取り替えずに汚れたまま使用していれば当然加湿器内には汚れが広がり、雑菌も広がりやすくなってしまいます。
そして使用する水は水道水を使うことで殺菌効果のある微量の塩素が働き、加湿器内を清潔に保ってくれますが、ミネラルウォーターを使うとその効果を得ることができないので、加湿器を使用の際は注意しましょう。
加湿器の掃除の頻度は?
加湿器のタンクは毎回使用するたびに水洗いをしましょう。
タンクの水が残っていても使用後は必ず捨てて中の汚れを軽く落としてから新しいものに交換して使うことで、加湿器内に雑菌が広がるのを防いでくれます。
フィルター部分は2週間から1か月ごとに掃除を行いましょう。
加湿器によってはお知らせサインがついているものもあるかもしれません。
しかしいくら掃除をしてもにおいが取れなかったり、水の減りが悪かったり、形が崩れてしまった場合は説明書を見ながら形に合った新しいフィルターと交換してくださいね。
クエン酸を使った加湿器の掃除方法
クエン酸は酸性の性質を持ち、加湿器についてしまった水垢やミネラル分などのアルカリ性を中和して落としやすくする効果があります。
またクエン酸には殺菌効果もあるため、加湿器内の雑菌に対しても効果的です。
さらにクエン酸は体に害のない成分なので小さなお子様がいるご科的でも加湿器掃除に安心して使用することができますよ。
1.コンセントを抜いておく
掃除の前には必ずコンセントを抜いて安全を確保しましょう。
2.クエン酸をぬるま湯に溶かす
加湿器のパーツをクエン酸につけておくために大きめのたらいやバケツの中にクエン酸とぬるま湯を入れて溶かしておきます。
ぬるま湯は40℃以下にしておかないとフィルターが傷んでしまうことがあるので注意しましょう。
ぬるま湯3Ⅼに対してクエン酸大さじ3の割合で溶かしていきましょう。
3.フィルターをクエン酸水につける
フィルターを軽く水洗いしてからクエン酸水につけましょう。
30分~2時間ほどつければ嫌なにおいや汚れを落としていくことができます。
放置後はフィルターを良く水洗いしてクエン酸成分を落としていき、日差しが直接当たらない部分で乾燥させてください。
フィルターはゴシゴシ擦ってしまうと変形したり、破れたりしてしまうので注意してくださいね。
4.タンクやトレーを洗う
フィルターをつけ置き洗いしている間にタンクやトレーも洗っていきましょう。
軽く水洗いした後に、上で溶かしたクエン酸水を使って擦っていけば簡単に汚れを落とすことができます。
しつこい汚れはつけ置き洗いをすればさらにするっと汚れが落ちますよ。
ピンクのカビ汚れには仕上げにエタノールを使って磨いていけば除菌効果もあります。
5.パーツを組み立てる
それぞれのパーツを乾燥させてから組み立てて加湿器の掃除は完成です。
加湿器のにおいが取れないときは洗剤を使って掃除をしよう
クエン酸で掃除をしてもなかなかにおいが落ちないときは汚れがひどく落としきることが難しいのかもしれません。
そんなときは台所用洗剤の力を借りて掃除を行いましょう。
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掃除の仕方はクエン酸とほとんど同じで商品の使用方法に沿って正しい分量でぬるま湯と混ぜ、そこにパーツをつけ置きし、汚れを落としていきます。
洗剤成分が残っていると大変なのですすぎは入念に行いましょう。